チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコ旅行記2017 2日目

 昨日は慌ただしく「Urquell 飲み比べ」を敢行したが、朝起きてプラハにきた喜びをかみしめるために街をうろうろ。いきなり寒い・・・。去年みたいに雪がちらついているわけでもなく、地味に寒いのが旅行記的にはつらい。

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 地下鉄の「Holesovice」駅に隣接するバスターミナルから一時間ほどのところにある「Litomerice」へ小旅行。プラハにいるだけである程度の「チェコビール巡り」は成立してしまう気がしなくもないが、もっと言えば「Urquell 飲み比べ」がある意味最も凝縮したスタイルになるかもしれないが、やっぱり、どうして、いろいろな場所に行って飲んでみたい。

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 さて、「Litomerice」の一軒目はこちら、『Biskupsky pivovar』。

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 外観もしっかりしてるが、店内も明るくて清潔感がある。こういった具合に醸造設備がわかり易くディスプレイされているのが、旅行記的にはありがたい。

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 この日は(淡色)ラガーとヴァイスの2種類だったので、まずは12°のラガーから。ほのかな甘味の後に苦味が来る按配。苦味といっても、「苦っ!」といったのでは無く、「ビター」な感じ。日本語と英語の違いだけだろうと突っ込まないで下さい。ビターチョコのビターと表現すればわかりやすいかな。日本にいるとこの手の苦味をもったラガーを飲んだ記憶が無いのだか、チェコでは時折出くわすのだ。例えば、Kromeriz で飲んだ「Pivovar CernyOrel」のラガーの苦味に近い気がする。

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 ランチがハンバーガーだったので、その中からフィッシュバーガーを選択。フィッシュバーガーというと、日本だと白身のフライが定番だが、ここでは魚に何かを加えてたたいたようなものを揚げたパテが挟まってきた。イタリアの「Baladin(バラデン)」でも同じようなの食べたなあ。ジョッキが空になったのでヴァイスをオーダー。一瞬、店員が間違って先ほどのラガーを注いでしまったのではないかと思うくらいの違いの無さ。ほのかにバナナ香はするものの、やはりビター。ヴァイス好きな人がこれを飲んでどう思うんだろう。

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 ランチを満喫した後、「Biskupsky pivovar」から歩いて数分のところにある『Minipivovar Labut』へ。地下へ降りて扉を開けると結構な広さのフロアーが。時期的なせいか、時間的なせいかはわからないが、私以外の客はおらず。後から一人だけ来たんだけど・・・。

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 ちょっとどきどきしながら、まずは12°のラガーをオーダー。苦味と甘味がともにしっかりと主張し、飲みごたえ十分。食事後の2軒目でもぼやけない力強さはなかなかのもの。

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 続いては12°のエール。柑橘系の素直なアメリペールエール。特につまみがほしかったわけではないが、何となくポップコーンをオーダー。ポップコーン製造機があるようで、オーダーが入ってから「パチパチ」とやって、こんな量で登場。出来立ては美味しく、結局、すべて平らげることに。

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 ラストは15°の「Black Wheat IPA」。コーヒー感ありありなんだけど、ホップがしっかり効いていて、Wheat 感もあり、とても良くバランスしている。黒いのはあまり飲まないんだけど、これは美味い!!前の2杯もそうだが、どれも造りが丁寧でしっかりしている気がする。それにしても、このIPAはお土産で買ってくればよかったなあ。

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 プラハに戻って、ホテルで横になっていたら時計の針は20:00を過ぎていて・・・。そのまま朝をむかえても良さそうな気分ではあったが、そこは踏ん張ってもう一軒。本日も「Urquell飲み比べ」の一環で『Restaurace Bredovsky Dvur』へ。店内には「チェコサッカー界の英雄」ネドベドのシャツも。

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 苦味はそれほどでもないのだが、コクがしっかりで、独特な Urquell 風味を鮮明に感じる按配。「Urquell 風味増し増し」とでも言ったら良いのだろうか。個人的にはもう少しライトな方が好み。もちろん、好みは人それぞれなので、自分にあった Urquell を見つけることができるといいんだけどね。

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 夕食もハンバーガー。今度は牛肉。前の席に座っていたおじさんが、昨日の「Lokal」で私に奢ってくれたおじさんと同様に「Snyt」で飲んでいた。もう一度くらいどこかで試してみたいなあ。何かいいよね、「Snyt でお願い!」なんて。

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