チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

ビールなソーセージ屋さんの密かな野望?

 久しぶりに国立にある「ノイフランク」へ。以前書いたように、ここは私の好きなビールのお店の中でもトップランクに位置している。と言っても、別にHP等で大々的にビールにこだわっていることを謳っているわけではない。簡単に言えば、ソーセージ屋さんがイートインでビールも出しているだけなのだ。

 

  ドラフトはラガー系とヴァイス系の二択。もちろん、スタートは「Bidburger」。

 

 ソーセージとのセットビールはグラスでの提供。ルフトハンザでチェコに行くたびに機内でよく飲んでたなあ。

 

 次に何飲もうかなあと思って冷蔵庫を見に行くと、以前にも増して様々なビールが…。しかも、アメリカ等では一周回ってラガーに脚光が浴びるようになってきているらしいということは何となく知っていたのだが、このお店でそれを目の当たりにすることになろうとは。

 

 

 オレゴンにある 「Break Side」のラガーを。アメリカのクラフトラガーなんて初めて飲んだよ。全く柑橘かぶれ(?)することのない、予想を裏切るごく普通のしっかりとしたラガー。

 

 写真を撮り忘れてしまったのだが、今回も、ビールを飲みながら、焼き・ボイルのソーセージをこれでもかというくらい堪能したのは言うまでもない。絶品のバター入りプレッツェルと共に。私個人としては、ビールとのペアリングなんていうのはう~んといった感じで正直ピンとこず、ビールを好きになるにつれ、ビールはそれだけで味わうのが本当は一番なのではないかと思うようになった。でも、まあ、ビールとソーセージの相性について聞かれたら、「流石ドイツの食文化ですね」とでも言ってしまうんだろうなあ。ビールが美味くて、料理も美味ければ何の問題もないんだよね。

 

 続いては「シュナイダー」のヴァイツェンボックを。私が普段飲まない系であるが、たまにはいいよね。

 

 最後にカナダにあるブルワリーのラガーを。缶の下の方に「Lezak」の文字が…。きっとチェコのラガーをトレースしているのだろう。

 

 久しぶりに訪れたら、更にビールへの傾斜が強まってきているような。しかも、他のビールのお店とはやや異なった路線。これはまた来なくちゃね。

 

 

 と思って再訪しようとしたら、HPに当面休業になる旨のお知らせが・・・。残念だなあと思いながらも同じ国立あたりでビールをとインターネットで検索したところ、「KUNITACHI BREWERY」なる醸造所ができていて立派なレストランが併設されているとのこと。まあ行くよね。駅からそこそこ歩いて、HPで見た通りの立派な建物の中へ。

 

 

 中も明るくて解放感があり、とてもいい感じ。最初は一番飲みやすそうなケルシュから。実を言うと、未だにケルシュというもののスタンダードがどんなものなのかわかっていない。やっぱり、一回ドイツに行かないとなあ。

 

 イングリッシュビター。イギリスのパブで飲んだようなほぼほぼ麦茶的なものではなく、しっかりとしていて甘味もある。

 

 最後はヘイジー。衣にビールを使った天ぷらは食感が良くて美味しかった。パイントで大体1,000円くらいと、昨今のビール事情から考えると比較的リーズナブルかな。近くにあったら食事をしながらゆっくり飲むのにいいかも。

 

 隣が醸造所。ここでも飲めるのかな?最近はBREWERYが増えているから、どこか行ったときに少し調べればご当地のビールが飲める。これって結構すごいことなんじゃないのかなあ。アメリカにはまだまだ及ばないものの、日本でもクラフトビールの文化が少しづつ根付いてきたのかもしれない。あとは価格だよね。気軽に飲めないと、結局一部の愛好者の飲み物に留まってしまうんだよなあ。それでいいという考え方もあるとは思うんだけど・・・。