朝起きて、仕事がら一応金融市場が気になるので携帯をいじいじしていると、え~っ!!と驚く。ドル円が100円割れて98円とか一瞬つけてるし、ポンド円なんか160円から133円に急落してるし、まさかと思ってニュース見たら、イギリスの国民投票の大勢が判明し、ユーロ離脱が確実との記事が。昨日は残留でほぼ間違いないって言ってたじゃん。ていうか、私が昨年ロンドン行った時は両替レートだけど200円もしたのに。
気を取り直してとりあえず、「最後の晩餐」が収められている教会の前を通ったりと、散歩でもしてみる。
中心部から徐々に離れていくと、当然の如く少し寂れた感じになり、ちょっと夜には来にくいかなあと。でも、マーケットってなんかいいよね。これから飲みにいくというのでなければここで食べ歩きしてもよかった。
そんなこんなで着きました。『Il Giardino Della Birra』。ここに設備があるかどうかはわからないが、自家醸造のビールを提供していることは間違いなさそう。
早速ラガーを。無濾過で苦味が弱く甘味にあるラガー。チェコに行くまで、世界で圧倒的に飲まれている(淡色)ラガー、俗にいうピルスナースタイルにそれほどの違いを感じなかったんだよね。「ビール下さい!」っていったら出てくるものを何にも考えずに有り難く飲み干すのが当然だったし。それが今や、自分の中にある「ビール」という概念はチェコラガー、もっと言うとPilsnerUrquell(ピルスナーウルケル)になっている。大げさかもしれないけど、ビールを飲む度にPilsnerUrquellとどう違うかって判断を瞬間的にしているの。
酸味の強いヴァイツェンにステーキ。ランチメニューから選んだのだが、正直失敗したあ。ここはアルゼンチンレストランらしく、ステーキを食べることができると思ってわくわくしていたのだが、私が望んでいたのはこういう薄切りのじゃなくて、もっとこうナイフを豪快にぶっ刺して血のしたたるのをかぶりつくみたいな。
最期はダブルモルトを謳ったやや甘味の強いラガー。隣のテーブルでは女性が生肉を食らっていたのだが、実に美味そう。日本じゃ今や生肉は厳しくなってるから、これも食べたかったなあ。はあ・・・。
やや消化不良感が否めず、連日の炎天下をとぼとぼとホテルへの帰還。ホテルでシャワーを浴びてさっぱりした後、気合いを入れ直して、とりあえず2日目に行ったホテル隣のピッツァリアへ。ラガーをくいっといって。
ちょっとお洒落な冷製フィッシュサラダで冷たい白ワインをきゅっとやって。”得意の”海鮮スパゲッティで〆ることに。いやあ、極楽、極楽。今日が実質最終日だからいいでしょ。
もちろん、最後にビール飲まないとね。実に3回目の訪問となる『Beer Show』。ミラノのビアバーをよく知らなかったからというのもあるが、一回の旅行で3回同じ店にいくことはまず無いから、結構気に入っていたのだろう。
まずは『Birrificio Birranova』のゴールデンエール。弱めの柑橘系で夏に好まれそうなドリンカブルさ。続いてはボトルから『Extraomnes』の「HopBloem」をチョイス。この旅行で私が飲んできたイタリアビールの流れに見事にのった”優しい”セゾン。美味い!!
左がイタリアビールの冷蔵庫で、右が「Rogue」等海外クラフトビールの冷蔵庫。6つあるタップもこまめに入れ替えているようだし、東京にあったら頻繁に通いたい店だね。
軽く飲むつもりが、イタリア滞在最後のビアバー訪問という感傷からか、『Hammer』の「Black IPA」を追加。味はセゾンなんだけど、後味がやや焦げっぽい。ラストは『Birrificio Montegioco』のベルジャントリペル。このラベル、ベルギービールで似たようなのを見たことがあるような無いような。若干洋梨。
気がつけば、あす帰国。ほんと、休暇ってあっという間に終わっちゃうんだよね。ただ、ただ、一週間ビールを飲んだいただけなので、日本にいる時とやっていることは変わんないじゃん、とよく言われたりもするんだけど、これがまたね。。。