今日も電車に乗ってビールの旅??
というわけでもなく、イタリア旅行といって反射的に頭に思い浮かぶであろう観光地へ赴くことに。着きましたヴェネチア!!観光下手な私と言えども、さすがにここを外したらね・・・くらいの使命感を胸にいだき、気が変わらないよう、イタリアに来て早々にミラノ駅でヴェネチア行きのチケットを買っておいたのである。
ヴェネチア駅で今回の旅で初となるジェラートを堪能した後、あてもなく街歩き。さすがに誰もが絶賛するだけのことはありますなあ。でも、夜一人で歩けと言われたら結構怖そう。
中心部(?)にあるサンマルコ寺院にも。中に入るという選択肢が頭に浮かばないほどの行列を目の当たりにしたので、ご飯探しに。季節によっては私が写真を撮っているあたりも水浸しなんだって。
1リットルラガーを飲んでみたり、久々の”ぼったくり”パスタを食べてみたり、それはそれで貴重な経験をしたのであった(苦笑)。「お勧めがあるけどどう?」と聞かれて、「じゃあそれで」なんて返した私が馬鹿であった。いつからそんなブルジョアな感じになったのであろうかと情けなく恥ずかしい気持ちに。昔はむしろぼったくられないことだけを気をつけて旅行していたようなもんだったのに・・・。
「地球の歩き方」に載ってたカフェに入ってビールを一杯。古くからありそうな地元のブルワリー「Birra Venezia」の小麦系を飲んでみる。グラスがバラデンで見たのと同じ形だね。
駅に戻って時間があったので、ハイネケンのエクストラゴールドとピザ。炎天下で火照り切った体にエクストラコールドがしみる、しみる。勢いがついてしまったので先ほど飲んだ「Birra Venezia」のラガーを追加。
十分満喫したのでヴェネチアを後に。東京に帰ったら「ゴンドラ乗った?」って何度か聞かれたが、そもそも”ゴンドラ”がなんだかわからなかったので、曖昧に「いや」と返答しておいた。後から「地球の歩き方」を見て”ゴンドラ”が何だか確認したけど、当然乗ってないわけで・・・。
ミラノに戻って『Baladin(バラデン)』再訪。初日一度っきりの訪問じゃバラデンに失礼でしょう。
せっかくなので前回飲まなかったのを。それにしても、久々に入ってわくわくするビアバーだね、この店は。メニュー表に載ってるタップのビールは既に前回飲んでしまったので、黒板に書いてあったゲストビールを。まずは『Birra Lursia』のアンバーエール。ホップがそれほど主張せず、弱めのカラメルでドリンカブル。後からこのビールが別のブルワリーのものだとわかったんだけど、インターネットで調べなかったら、バラデンのものだと思い続けていただろう。続いては、正真正銘バラデンから「Nazionale」。その名の通り原材料イタリア産100%を謳ったビール。独特なホップの苦味でやや薬っぽい。ちょっと「うんっ?」といった感じはあるが、最後にじんわり甘味がくる”バラデン返し”は健在!!
さすがに、バラデンともなるとビールの種類は多く、ハイアルコール、なんとなんと、アルコール度数40%なんてものも。私の好みの問題でこちらはパスして、75clも飲みきれないのでパスして、33clの小瓶から選択。
「Wayan」というセゾン。これぞバラデン!!といったバランスの良さ。美味い!!2回程度の訪問でバラデンの何が分かるの?ってつっこまれそうだが、いやあ、これがねえ。続いて「Rock'n Roll」というアメリカンIPA(ペールエール?)。ホップの主張が強すぎず、適度な甘みが。でも、すごいしっかりしているの。飲みごたえがあるっていうか。こちらも間違いなく美味い!!なんかね、「ロック」じゃなくて「ロックンロール」ってのが妙にしっくりくるの。作り手はまったくそんな日本人的な哀愁を考慮してネーミングしているはずはないんだろうけど。
オーラスはゲストビールから『Birifficio Scarampola』というブルワリーのIPAを。苦味は強くなく、ボディも軽めでグレープフルーツのほのかな渋みが残る感じ。いやあ、今回も良く飲みました。
当面イタリア旅行は無いと思うけど、バラデンにはまた行きたいなあ。日本に「バラデンカフェ」とかOPENしないかなあ。ビジネス的には十分成り立つような気がするんだけど。表参道とかにあったら流行るでしょ。あっ、そんなお洒落なとこにあったら私には厳しいか・・・。