チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

ロンドン旅行記2015 4日目

 「ビール巡り」としては実は3日目がピークとなっていて、4日目以降やや趣が変わっているかもしれません。ただ、当然の如くビールに対しては真摯に向き合っておりますので、変わらずのご愛読よろしくお願いします。

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 本日もロンドンからの小旅行。London Victoria駅から電車に乗って Preston Park駅へ。快速みたいなのに乗ったのか、Preston Park は停車駅ではなかったので、途中の駅で各駅の電車に乗り換えてなんとか到着!ロンドンから1時間ちょっと離れただけで、なんともいい感じの田舎風景。天気が良くて空が真っ青なので、緑が深くてとても綺麗。

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 駅前のワゴンでカプチーノを購入。朝飲む一杯って結構重要なんだよね。

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 ロンドンは夏でもそれほど暑くなくてすっきり晴れることは少ないと聞いていたが、結局、旅行中ほぼ晴れの日が続き、この日は炎天下でのビール巡りとなった。駅前の規則正しく並んだ閑静な住宅街を抜けたあたりにあった「Preston Brewery Tap」。日本で調べてたらなんとなく名前に魅かれたので来てみたのだが、内装工事をやっていて開いておらず。普通のPUBなのか、ブルーパブだかもわからず、結局謎のまま放置してしまった。一応、ここでビール飲むためにわざわざ電車に乗って来たんだけど・・・。

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 といって特に落胆もせず、イギリスに来て初めて2階建てバスに載って Brighton という街に入ると、カモメの鳴き声が聞こえ、見えてきました・・・。否応なしにテンションが上がってきます。

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 BEACH !! 砂浜じゃくて、碁石のような角のとれた石が敷き詰められている。人工ビーチなのかな?まだ朝早かったのか、人もまばら。泳いでいる人いないなあ。それにしても海綺麗だし、水着でも持って来れば良かった。5年ほど前までは、主にアジアのビーチに行っては、ちょっと泳いで(浸かって?)、ビール飲んでを繰り返して過ごすのが私にとっての極上の贅沢だったのだ。

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 ビーチで日向ぼっこをしていると、ビーチに隣接した店がぱらぱらと開き始めたので、早速ビールを購入。「Brighotn Pale Ale」という名前のビールなので、おそらく地元のブルワリーが醸造したものだろう。アメリカンセッションペールエールといった感じかな。色が薄く、見た目通りの軽さ。ビーチで飲むにはいいかな。

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 お腹がすいてきたので、フィッシュバーガーとフィッシュスープを購入。フィッシュは Kipper というにしんの燻製をグリルしたもの。焼き魚にパンということでやや不安を感じていたが、食べてみるとこれが相当いける。何かに取りつかれたように食べ続け、あっさり完食。このお店が発する魚の匂いに引き寄せられて周りにはかもが次々にやってくる。店の主人が魚の端切れを投げたりするので、それをもとめてカモメ同士が喧嘩する珍しい光景に出くわすことができた。カモメって、私の中では「カモメの水兵さん」みたいなかわいらしいイメージだったんだけど、今回の件で一気に”普通の鳥”に成り下がってしまった。別の露店でうなぎの煮こごり(バター風味)も食べてみたのだが、さすがにこれは厳しかった・・・。

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 食事が終わるとまたビールが飲みたくなったので、さきほど購入したお店へ。

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 「Caledonian Brewery」のブラウンエールを購入。モルティで、ドクターペッパーのような風味が。刺すような日差しの下で飲むプラカップに入った冷たいビールってのは何とも夏っぽくていいね。でもやっぱり、泳いだ後に飲みたかった・・・。

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 ロンドンから一時間半程で来ることができる Brighton の綺麗なビーチ&ビールはお薦め。夏にロンドンに旅行する方は旅程に組み込んでみてはいかが。ビーチ沿いはもちろんのこと、ビーチからちょっと歩いたところにもPUBがいろいろとあるので「ビール巡り」の地としてもお薦め。

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 Brighton から Preston Park駅に向かって歩いていたら、面白そうなPUBが。「Hare Hounds」。

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 これまで訪れたPUBとは一味違って、遊び心満載といった感じ。

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 たくさんあるTAPから、「Franciscan Well Brewery」というアイルランドのブルワリーのIPAを選択。モルティなイングリッシュIPAアメリカンIPAのような華やかさは無く、ややビターで軽め。

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 当然ハンドポンプもあるし、クラフトビールを売りにしたPUBだからこれまで訪れたPUBとはやや異なるラインナップ。ゆっくり何杯も飲みたいけど、既にお腹が膨れてきていたので、次の一杯を真剣に品定め。

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 やっぱり、さっきから気になるこのタンク。前日「White Horse」で出会った Urquell のビールタンクを彷彿させるたたずまいだったので、悩んだあげく、こちら「MEANTIME」のラガーをオーダー。

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 日本のブルワリーではまだ作っていない(と思われる)、ケントホップを使用したイングリッシュスタイルのラガー。モルトの甘味が強く、ホップの苦みは軽やかでやわらかい感じ。日本のクラフトビールシーンはアメリカンスタイルのビールに席巻されている感があるが、近い将来、イングリッシュスタイルのビールがビアバーで普通に見られる日が来るのだろうか。

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 駅の名前にもなっている Preston Park を歩いてみる。東京の小金井公園並みの広さと解放感・・・やや違うか。小さい頃近くにこんな公園があったら、ボール持ってきたり、おいかけっこしたりといろいろ遊ぶことができただろうなあ。

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 暑さとビールでぐったりしたので、涼しい電車に揺られて昼寝でもするかと思ったら、大門ばりのティアドロップをかけたかわいい「先駆者」が・・・。私も電車が出発してしばらくした後、しっかり落ちました。。。

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 Earl's Court に帰ってからPUBでもう一飲み。「Young's Bitter」。

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 「London Pride」のパイントで出てきてしまったのは残念だったが、間違いなく「Young's Bitter」の札が掲げられていたハンドポンプから注がれていたので大丈夫。酸味はあるが、嫌な感じでは無くて飲みやすい。寝る前の一杯としてこういう滑らかで優しいビールはいいね。

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