チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

イタリア旅行記2016 5日目

 何気なく見過ごしていたのだが、ホテルのドアの隣にこんな張り紙が。最近、海外で日本語併記はあまり見なくなった。1980年台後半から日本人旅行者が世界を席巻して、私が1990年台後半の学生時代に海外旅行を始めたころはまだまだ東洋人旅行者と言えば日本人だったんだよね。この張り紙はまだその頃の名残だろう。しかも、何の違和感も無いちゃんとした日本語。先輩方に感謝です。

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 今日も駅構内の別のカフェでカプチーノ一杯。おじさんの手つきがプロっぽくて(当たり前か)、テレビや雑誌で見たことが現実に目の前で起きていることに対するちょっとした感動ってこういうところでこみあげてきたりする。大げさか。

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 私が電車に乗ろうとすると、どうやら"モレッティおじさん"もお出かけのよう。

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 コモに到着。いやあ、景色いいなあ。やっぱり山間の町は緑が深くて空気が濃い。

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 かめはめ波(?)の像を通り過ぎてコモ湖に到着。別荘が湖を取り囲むように山にぺたぺたと張り付いている避暑地といった様相。湖畔をぶらぶらした後、時間もほどよくなったので目的地へGo!!

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 連日の炎天下で体が焦げてきているような気がするが、日焼け止めも塗らずに頑張ってウォーキング。もういい年なので日焼け予防とかしたほうがいいのかな。でも、平日はモグラのような生活を送っているから、太陽の光は浴びれる時に浴びておこうと。

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 ちょっと歩けば着くと思っていたら結構な距離で、ちょっとうんざりし始めたあたりでようやく到着。『il Birrificio di Como』。立派な建物で、私がイメージするブルワリー感はゼロ。

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 喉が渇ききっていたので、最初は当然ラガー。いたって普通。

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 昔、観光地にこういう地ビールレストランあったなあ、っていう開放的で大箱なフロアー。ビールも6~7種類あったと思うのだが、メニューの冊子もそういった地ビールレストランで見たことがあったようなそれ。f:id:bohemianbronco:20191231093411j:plain

 

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 続いてはアンバーラガー(?)。甘味と鼻から抜けていく焦げっぽさが特徴的。スモーキーでちょっとブランデーっぽいかな。ランチで頼んだのはまたまた魚介のスパゲッティ。写真だとわかりづらいけど、3人前はあろうかといったボリューム。

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 シーズナルのビールは柑橘系でモルトを感じず。ビールというよりさっぱりとしたカクテルといった方が適当か。最後に頼んだのもレモンっぽいビール。アルコール感が出ていてちょっと重たい。

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 ダークラガー(スタウト?)やヴァイツェンといったスタンダードなものもあったが、スパゲッティでお腹いっぱいになってしまったのでこの辺で終了。最近の流れに乗ったブルワリーというのではなく、何か懐かしさを感じさせるビールレストランといった風情だった。

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 ミラノに戻ってピザ屋で夕食。イタリアで食事というとピザとパスタくらいしか思い浮かばないのが何とも情けないところだが、まあ、美味いからしょうがない。だって、ピザとパスタに大体イタリアっぽいの詰まっているでしょ。浅はかすぎるのはわかっているけど。

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 ピザ屋を後にした後は2回目の訪問となる『Beer Show』へ。まずは、タップからイタリアンブルワリーのアメリカンIPAを。ブルワリー名をメモし忘れてしまったのだが、グレープフルーツの皮の渋みを感じさせる私の好きなタイプのIPA。美味い!!

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 続いては、店の人にお勧めを聞いて出してもらった『Birranova』の「Margose」というボトルビールを。"Gose"というのは、乳酸菌や塩を使ったビールらしいのだが、確かに塩味でほんのりと甘味もあって不思議な感じ。ベースはサワーなのかな?ラストは『Birrificio Rurale』の「Hoppy Session Seison」。薬っぽくて、レモングラスの風味がするが、ちゃんとまとまっていてドリンカブル。

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 チェコでも感じていのだが、ヨーロッパは犬と飼い主の一体感が半端ない。ご覧のように外飲みスペースもあるので、社交的な方はこの怪しげな(?)ボックスシートに腰をかけて犬好きで陽気なイタリア人とビールを傾けてみては。

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