3日目からは恒例の小旅行。まずは、ジェノバ。最近、冬は海の無いチェコに行っているので、夏はどうしても海が見える場所に行ってみたくなる。出発直前に教えてもらったのだが、私が小さい頃大好きでよく見ていた「母を訪ねて3千里」ってジェノバがスタートだったんだね。アルゼンチンに出稼ぎに行っている母に会いにいくなんて、マルコ凄すぎ。
いかにも港町って感じだね。ガレー船なんて、「大航海時代」をゲームで遊んで以来だよ。あんまり観光しなかったけど、ちょっと路地に入ってみると、港町ならではかどうかはわからないが、やはり独特の雰囲気はあったね。
一応、地元っぽいビールがありそうな店をピックアップしていったのだが、やはりというか見つからず、地元の人が入ってそうな店で、パルマ産の生ハムをつまみに白ワインを嗜んでみる。「ホワイトワイン、プリーズ」と言ってもまったく通じず、気まずい空気が流れたが、隣のテーブルの子供が「ビアンコ、ビアンコ」とそっと教えてくれた。でかした、何処の誰だかわからん少年(小学生?中学生?)!!そして、そのくらい調べておけよ、もしくは知ってろよ俺・・・。画像は無いけど、〆にトマトソースのスパゲッティを。
腹ごなしにちょっとふらふらした後、海に面したレストランでもう一食。海鮮のリングイネをつまみにイタリア大手ビールの「Peroni」を。具だくさんでビールにぴったりな味付け。
同じところの濃い色ラガーと魚のグリル。魚のグリルと言っても、イタリア風な変化球で来るのかと思いきや、シンプル過ぎるくらいシンプルな「焼き魚」。もちろん、美味しくいただいたので何の問題もないのだが。
イタリアに来て感じたのが、空がとても近い気がするということ。その分、太陽の光を浴びている感が凄かった。正直申し上げると、もうちょっとビーチ的な要素がほしかったのは否めなかったが、それは当然私の行動の問題。ちょっと行けばビーチはあるはず。
さてさて、ミラノに戻ってビールのお店へ。私が調べたところでは、思ったほどミラノ中心部でイタリアのクラフトビールを楽しむことができる店は多くない。そんな中、イタリアのクラフトビールをドラフトや瓶で飲むことができる有り難いビアバー『BeerShow』。
イタリアのクラフトビールが5タップつながっていたので、まずは『Birrificio Brewfist』のセゾン。ヨーグルトのような後味が特徴的。それにしても、イタリア男が女性と話しているだけで、口説いているように見えてしまうのは私だけだろうか。
他のお客と簡単な会話をしたところでは、やはり、初日に訪れた『Baladin』はイタリアのクラフトビールでは別格らしい。続いては『Birrificio Birranova』の「Blanche」。独特の甘味をもったエールなのだが、こういうラガーもあるなあといったくらいの軽い飲み口。
3杯目は『Birrificio Rurale』の「3°miglio」というアメリカンペールエール。華やかさだけでなく、甘味もあって私の好きなタイプ。美味いなあ。ラストは『Birrificio Civale』のアメリカンアンバーエール。こちらもホップとモルトのバランスが絶妙で美味しい。4パイント飲んでもまったく飲み疲れせず。イタリアのクラフトビール、密かに凄いぞ!!
まったく暗くならないので、ず~っと居てしまいそうになったが、明日も小旅行なのでこの辺で。気軽に入ることができるクラフトビアバーで、結局、滞在中にもう2回訪問することに。私を含めて頼んでいる人は見なかったが、ホットドッグ等の簡単な食事はできるみたい。ミラノに来たら
『Baladin』同様に訪れてもらいたい店の一つだね!