チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコ旅行記2015 2日目

 旅先ではいつも以上に早寝早起きなので、大抵このくらいの明るさの頃には朝食と旅支度を整え終っていて、部屋にいてもしょうがないので外をうろうろ。さすがに、ブルノ駅前も人はまばら。そういえば今日は日曜日だしね。今回の旅では終始天気が良くて街歩きは最高だった。

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 ブルノはプラハに次ぐチェコ第2の都市であり、今回旅したモラヴィア地方の中心都市なのだが、それを感じさせない素朴でゆったりとした街並み。プラハのように観光客が大挙している場所も見当たらず、心地好く歩くことができる。2012年に来た時も中心部近辺は歩きたおしたので、「ここも通ったなあ」等と当時の記憶をたどりながらのお散歩であった。f:id:bohemianbronco:20191026105536j:plain

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 今日は、いきなりボヘミア地方を出てしまってシレジア地方へ。旅行記冒頭でも申し上げたとおり、シレジア地方はチェコ北東の一部であり、シレジア地方にあるチェコ第3の都市 Ostrava の Pivovar を目指すことに。電車で2時間半。さすがに大きな駅でどこから出たらいいのかよくわからず。地方のそれなりの駅には大抵両替所が併設されているが、レートもいいので2万円ほと両替。チェコで2万円分を使うのは結構大変だし、去年の残りもあったので、当面コルナ不足の心配なし。

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 日本から印刷してもってきた地図を見ながら Pivovar を目指すものの、途中で高速道路(っぽいの)にぶち当たったりして思った通りに進めず、工場脇を抜けようとしたら獰猛な番犬にえらく吠えまくられたりと散々。こういう時はスマートな電話を持っていたら便利なんだろうなあ。買うつもりもないけど・・・。とにかく、そうは行っても外国。そう簡単にはいかないね。結局、駅から歩くこと一時間超、着きました、その名も「Ostravar」。

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 工場併設のホスポダが見当たらなかったので、近くにあったところで飲むことに。まずは「Original」。麦汁濃度10°だったと思うけど、相当に薄い。ホップの苦みをほとんど感じず、ややモルトの甘味がある水と言ってしまって良いかも。最近濃いビールばかり飲み過ぎてたからかなあ。f:id:bohemianbronco:20191026105841j:plain

 

 2杯目は「Premium」。こちらは11°だったかな。「Original」をやや濃くした感じで、ホップよりもモルトの甘味重視。観光客が来るような店ではなさそうなので、店にいた方々は皆チェコ人だったはずだけど、みんな「Premium」ばかり飲んでいたということは、さすがに「Original」は軽すぎるのかな。チェコ語のメニューのみであったので、ランチメニューを勘で攻めたらまあまあ当り。でかい鳥のから揚げにしか見えないけど、グリルした鳥をクネドリキっぽいのに巻いて揚げたもの。もちもちして、お好み焼きみたいな味もして良かったのだが、いかんせん量が・・・。さすがに単調になり、クネドリキっぽい部分は若干残してしまった。申し訳無い・・・。

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 ダークラガーも飲もうとは思ったが、重厚なランチでギブアップ。日曜昼間~って感じの店内には、お年寄りがテレビを見ながら、また、ビリヤードをやりながらビールを飲んでいる実に喉かな時間が流れていた。 

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 さて、工場の脇でまた番犬に吠えられたりしながら Ostrava 駅に無事到着し、モラヴィア地方に舞い戻って Prerov へ。Prerov駅からちょっと歩いたところに街を代表するビール「Pivoar ZUBR」の工場が。

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 さて、併設のホスポダでと思ったら・・・。レストラン、ビアバーともども日曜定休。肝心なとこ調べ落とした。ここは造りがしっかりしてたから、中もさぞかしいい雰囲気なんだろうなあ。ビールもうまいんだろうなあ。重ね重ね残念・・・。

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 そうは言っても近くには、「Zubr」を飲むことができるホスポダはあるわけで。

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 左から麦汁濃度11°と12°。チェコビール特有の苦みはそれなりにあるけど、結構軽い。さすがに二日目ともなると、チェコでこうビールを飲んでいることに慣れるね。よくよく考えたらチェコの知らないビアバーでしれっとビール飲んでるなんて違和感ありまくりなんだけど。体もチェコビールに合ってきた。

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 店内は暗くてご飯も無かったので、2杯飲んで早々に退散。別に店が悪いわけではなくて、お腹が空いてきたからってのもある。時間帯が中途半端だったのかな?今度は Piovar 併設のところで飲みたいな。さすがにもう一度 Prerov に来るかと聞かれれば何とも言い難いのではあるが。

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 Prerov駅でピザを一切れ買って食べた上、ブルノに帰ってスーパーで買い物をして部屋飲み。やや見づらいけど、ローストチキンとチーズとクロワッサンと Urquell 。チェコにおける部屋飲みの定番メニューです。あれっ、Urquell 缶のデザイン変わった。シンボルマークがでっかくて薔薇みたい。それはそうと、これまでライトな感じのが多かったから、Urquell がずっしり体にくるね。Urquell をちびちびやりながら、物思いにふけり、22時を待たずに就寝。旅行中は基本的に5時には起きて21時過ぎには寝てしまうのだが、明日は7時過ぎの電車で遠くまで行くので、間違っても寝過ごすことはできない。ビールは1本だけにして、携帯のアラームをしっかりと確認したのだった。

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