今日も元気にビール巡り、と行きたいところだが、今回はまったくハノイから出ないので、さすがに若干閉塞感が・・・。ハロン湾は昔行ったけど、当時は現地のシンカフェで1泊2日のツアーに入って10数ドルだったなあ。東南アジアは常夏だと思っていて長袖持っていかなかったんだけど、3月頃に行ったら寒すぎてホテルで凍え死ぬかと思った。激安ツアーだからかホテルに暖房なかったし。だから、ハノイ湾にはややトラウマが・・・。ホテルでガイドブック見てたらサパ行きたいなあと。でも、2泊は必要だから無理か。
さて、本日も市バスで目的地に向かうことに。主要なバス停ではこのようにバイタクのおじさんが降車してくる人々に営業をかけている。でも、昔みたいに外国人と見るなりしつこく声をかけてくることは無い。「こんにちは」は毎日聞いたけど、「社長さん」は聞かなくなったな。そりゃ、15年前に比べればベトナムの生活水準は上がってるだろうから、たまに来て値切ったり、その上乗らない変な外国人より、地元の人をたくさん乗っけた方が効率いいしね。
バスの終点あたりにあった「Mai Vien」。ポップな感じだけど、日本だったら入るかどうか悩む程度の店構えだね。
まずは、「Gold」。おお、きりっと爽快。ハノイにきて初めてホップの苦みがしっかり効いたの飲んだわ(除く Urquell)。よく冷えていて、後からほんのりとモルトの甘味が。いいねえ。店の外観で判断しちゃいけません。
店内はこんな感じ。広くて開放的。
続いて、「Black」。これまでで一番コーヒーっぽいけど、ぎりぎりセーフ。これも「エビスザブラック」のような感じとしか。味がわからないのに飲むなと言われそうですが、Legend Beer のようなこともあるので、黒っぽいのも万が一を期待して飲んでしまうのだ。
このお店も Urquell 大好きです。私も負けないくらい大好きです！！
さて、この辺りはマイクロブルワリーの密集地。歩いてちょっといった所にある「Truc Vien」。入ってすぐに定例のスコールが。毎日のことなので、突然のスコール対策も皆さんばっちり。それにしても雨が降るとみんなが傘さすのって日本独自なのかなあ。西洋人はある程度の雨ならそのまま歩いてるし、東南アジアの人は歩くのあきらめてるし。
「Gold」と「Stout」。「Stout」とメニューに書いてあったが、これもダークラガーかな。とにかく、「Gold」は後に飲んだのも含めて一番チェコラガーに近い味わい。後からしっかり苦みがくるね。チェコのラガーっていっても幅は広いけど、あっ、チェコで飲んだなあという感じがした。日本のクラフトビールでも結構「チェコ(ボヘミアン)ピルスナー」ってよく見かけるんだけど、現地で飲むのと何かちょっと違うんだよなあ。でも、日本で飲むそれらは、似たような味わいなの。なんでだろ！？
ここも当然ながらチェコビールリスペクトの店だが、店内もホスポダ風。
続いて、このビール密集地帯に「Plzen」という、直球ど真ん中のブルワリーパブがあるらしいのだが、やはり、見つけられず。昼に3軒という、自身の記録更新を阻まれたわけだが、2軒でも上々でしょう。併せて6杯飲んでるし。
さて、本日3件目は「フーターズ」です・・・。嘘です。朝、散歩をしていたら、ホアンキエム湖の南でタップが並んだ店があったので、来てみたらこんな感じだったの。もしかしたら、フーターズの姉妹店ということもあり得るので、余計なことは書かないでおくことに。日本でもフーターズに行ったことないけどね。
タップから飲めるビールはこんな感じ。すごーい、Budvar はあるし、ドイツ、スロバキア、デンマーク、シンガポール、そしてジャパン。いいバランスだね。個人的にはペールエールとＩＰＡを加えてもらえるとよりいいのだが。
まずは、飲んだことのない「Zamky」。スロバキアのビールらしい(？)けど、安定感抜群で最初にぴったり。
地元の方がほとんどで、フーターズガール(?)はビールや料理をサーブするだけ。日本のこういう店のように、いやらしい顔でずっと話しかけてるおっさんとかあんちゃんとかあんまりいなかったなあ。タバコ会社のセールスレディも含めて、本当に綺麗な女性がいっぱい。店員は皆テキパキ働いてるし。そう言えば、今回のベトナム旅行でタバコを吸っている人をあまり見かけなかった。ベトナムも禁煙ブーム？
2杯目は、Budvar をオーダーしたんだけど、なんとなんと、無くなってしまったとのこと。さっきまでサーブされているのを見ていたから、タッチの差。あー、こんなことなら一杯目にしとけばよかった。ベトナムのハノイで Urquell と Budvar を両方飲むことができたのに。Bitburger を選択したが、これはもう少し冷えている方がいいなあ。ドイツのピルスナー系に多いホッピーなビールなのに温度のせいできりっと感がイマイチ。サラダは彩がいいね。もたれ気味の胃に優しいの。
3杯目はサッポロにしようと思ったのだが、こちらも欠品。ちょっと楽しみだったのに・・・。でも瓶ではあったが、Staropramen があったので、迷わずオーダー。あっ、いいね。オフフレーバーも感じないし。ラガー系の輸入物はどうも瓶や缶で飲む気がしないんだけど、当たり当たり。しかし、瓶とはいえ Staropramen まで普通に飲めるとなると(チェコではかなりの大手メーカーです)と、ジャパン、相当劣勢だなあ。ベトナムだってチェコから遠いんだから、条件は変わらんでしょ。趣向の変わったクラフトビールもいいけど、もう少しさあ、日本人の味覚に合うというか飲みやすいチェコビールを深堀りしましょうよ。愚痴になってすいません。
東南アジアと言えば、タイガービール！！昔は旅行でこれ見るとプレミアム感があったなあ。
店員さんも笑顔でいいね。タップにつながれたビールの値段は180～280円程度と、店の清潔感や雰囲気からすればなかなかリーズナブル。さすがに何人かで来たいなあ。一人でカウンターで飲んでいる店ではないかと・・・。ハノイに出張の皆様、もしくはこれから出張等で行かれる皆様、話しの種にでもどうでしょうか。すでに有名だったりして・・・。
