最終日。そして雪降り過ぎ・・・。最近めったに雪を見ることができなくなった東京在住の私としては、基本的にテンションが上がるはずなのが、こうもしっかり降られるとなんか不安。最終日もしっかりビールだ！！との意気込みがやや後退。
旧市街広場も当然こんな感じに。でも、広場で雪って何か楽しい。
さて、まだ10時過ぎだけどどこか開いてないかなあとうろうろ。「U Medvidku」はやっていないし、そう言えばと思って前日も訪れた「Jelinkova」の扉を開けてみるも、電気が点いておらずに退散。伝説の店は思い通りにならないくらいが丁度いいのかもね。むしろ、昨日入ることができてよかった。
降雪が強まってきて何か不安が増してきたので、とりあえず空港に行ってみようと。そして、不安がずばり的中。一つ前のプラハ-フランクフルト便が大雪で欠航となり、私の便も欠航の可能性が高く、飛行機変更の手続きをしろとの指示が。大勢の客にカウンター2つで対応しているので、一向に手続きが進まず、不安は増すばかり。あ～、適当なフライトが無くて帰国が一日延びるなんて勘弁して頂戴よ。
と思ったのも束の間、「やっぱり飛びます」だって。なんじゃそりゃ。ということで安心して空港内の「Pilsner Urquell Original Restaurant」へ。空港にこのレストランできたの比較的最近だよね。2年前はあったような。3年前には無かったような。Urquell一杯が90数コルナなので高いは高いが、空港内としてはまあリーズナブルだろう。確か、このレストランができる前は空港内で飲むと130コルナ程度した覚えが。
ラストウルケル。ここで飲んだUrquellはこれまで飲んだきた中でもっとも多いタイプの味。冷た過ぎず、苦味や甘味料的な甘みや独特の風味が順々に姿を現してくるこの感じ。いろんなところでUrquellを飲んできたが、この手のUrquellで一番美味しかったのは初日に訪れた「Pivince U Rudolfina」かな。
幾らかは遅れたが、無事フランクフルトへ出発。Urquellは飲む店によって印象がずいぶん変わるビール(だと勝手に解釈している)だが、「Zlateho Tygra」や「Jelinkova」、「Lokal」でサーブされるそれは、キレや後味の爽やかさもあって、私もそうだし日本人に好まれる仕上がりとなっている。もちろん、この3つの店でもそれぞれ違いがあるけどね。「Pivince U Rudolfina」くらいから入ると、そうは言ってもちょっと”くせ”を感じるかもしれない。私も初めてチェコでUrquellを「地球の歩き方」に載っていたPlzenの有名ホスポダで飲んだ時、その独特な風味にちょっと抵抗感を覚えた記憶がある。何度も書いている通り、その前日(だったかな？)にCeske Budejoviceの「Kramy」で飲んだBudvarが私にしっかりはまったから、その瞬間に私の中で2つのビールに優劣ができてしまったの。でも、どこへ行ってもUrquellは見るし、何かあるのだろうと思って何度か飲んでいるうちに自然と体に馴染んできて。今となっては飲み比べまで。
帰りは乗り継ぎ時間が長かったので、当然ビール。短くても飲むけど・・・。ポートランドの空港で飲んだ「Rogue」とヒースロー空港の時のビターのカスクは良かったけど、基本的に空港で飲むビールはあまり美味しくない。
ジャンクな組み合わせ。
店を変えてもう2杯。
東京に帰ったきたら、こちらも激寒。プラハの方が間違いなく気温が低かったはずだけど、あったかい東京を想定していた反動か。Urquellの缶があるから数日はやり過ごせるけど、それが無くなればことあるごとにチェコに行きたくなるんだろうなあと。次チェコに来ることがあったら、久しぶりにCeskeBudejoviceに行こうかな。
