帰国日の朝、身支度を整えてAndel へ。地下鉄Andel駅の周辺には、「Staropramen」の工場があるし、昨年訪れた Urquell の店「Plzensky Restaurant Andel」等ホスポダのレパートリーも豊富で、もしかしたらプラハで最も素晴らしい場所なのではないかとさえ思えてくる。あくまでビール飲みにとっての話ですが・・・。
その中でもやはり、『Pivnice U Andela』は特別。先日来た時と注ぎ手は替わっていたが、やっぱり美味いなあ。チェコビール好きにはここの10°のタンクを是非味わってもらいたい。私もまたプラハに来ることがあったら間違いなく足を運ぶことになるであろう。1杯29コルナという価格設定からしても観光客向けの店ではないと思うので、皆で騒いだり、喫茶店代わりにすることは控えてほしいかな。地元民の邪魔にならず、サクッと飲んでそそくさと店を出るのが正しいのではないかと。
さて、プラハ訪問7回目にしてやっとこさ辿り着きましたプラハの有名ホスポダである『U Pinkasu』。プラハで最初に”ピルゼンビール”ことPilsnerUrquell を出した店(だったかな?)。まだ飛行機まで時間があったので早めのランチをしながらビールを楽しもうと思って入ったら、まだ食事の提供はしておらず、バースペースのみの開放となっていた。もちろん、何の問題もないのだけれど。
見事なサービング。そして、あれっ、麦汁の味がしっかりする。これまで何度も書いているが、Urquell の甘さって、麦汁そのものよりも何か甘味料のような独特なものだと感じてきたのだ。今回のように素直に麦汁を感じたのは、「Prazdroj 醸造所」の工場見学で提供される木樽熟成の無濾過を除いては初かと。それはともかく、さすがの美味さ。
雰囲気もあって、ほろ酔い気分で居心地の良さを楽しんでいたら背後から肩を軽く叩かれ。誰かと思ったら、『黄金の虎』で会った年配のハンガリー人御一行。ガイドブックを指差し、ここに載ってたから来たんだよってな具合で。彼らは本当に楽しそう。
『U Pinkasu』を出て、軽く昼飯でも食べようかと歩いていたらこんなのが見えたので、何気なく入ってみる。基本的に旅先では世界的なファストフード店に入らないようにしているのだが、たまにはこういうビールの飲み方もいいだろう。ハンバーガーにポテトフライ。そりゃビールに合うしね。チェコにいれば、どんな風景にもビールは溶け込む。特別感の無い特別。次にチェコにビールを飲みに来るのはいつになるのだろうか。。。