明日に帰国となるので、プラハ城詣でもこれが最後。夜景もいいけど、朝焼けもね。
人気の無い朝の静寂したカレル橋。どうでもいいのだが、特に旅においては完全に“朝派”な私。
さて、どうしようかな。まだ、時間も早いし、明日は帰国だし。やっぱり行こう、あの街へ!
プラハから電車に乗って1時間半。もちろん、むかうは“ビールの聖地“、“ピルスナーの総本山”「Plzen(プルゼニュ)」。こちらが Plzen駅で、画像は2010年に初めて来た時のもの。この趣のあるたたずまいに変化はなかったが、ホームの増設工事をしていたり、駅から Prazdroj 方面に抜ける通路ができていたり、また、街のあちこちに案内板ができていたりと、観光客を意識した街づくりでも目指しているのだろうか?
そして、Urquellを醸造している「Prazdroj醸造所」に到着。2回目の訪問で工場見学をしているので、今回は通り過ぎただけ。工場見学は一度すればいいかな。でも、一度は是非。最後にでっかい樽から直接注がれる冷たい『Urquellの無濾過ラガー』は至極の一杯だね。
Plzen にも Prazdroj 以外に小さなPivovarが何件かあるのだ。歩いていける範囲だと、こちら、「Pivovar Groll」。ちょっと飲んでこうかなあと思ったけど、まだ開いてなかったので、今回は断念。一度 Plzen に泊まって「プルゼニュビール巡り」をしてもいいかな。
目的地に着く前、市街中心部から近いところで絵になる場所があったので一枚。なんかびっくりするくらい綺麗に撮ることができた。
2度目の訪問となる「Na parkanu」。ビール博物館に併設しており、博物館もこのホスポダも Prazdroj 社が経営しているのだ。
きました。『Urquellの無濾過ラガー』。この特別なビールを常時飲むことができるのは、私が知る限り、「Prazdroj 醸造所」の工場見学とここでのみ。見事に濁ってるねえ。ここでは、ビールを頼むとデフォルトで無濾過が出てくるのだ。2枚目の画像は2011年に撮影。Urquell なんだけど、酵母が残っているのでまろやか。おそらくここでしか飲めないので、是非訪れていただきたい。もちろん、ビールはうまいしね 。
やはり、やってみたいな飲み比べ。「濾過した」(所謂普通の) Urquell 。相変わらずうまい。うーん。普通の Urquell が好きだな。Urquell の独特の感じをより鮮明に味わうにはこっちの方が。当然、好みの問題だけどね。それにしても Urquell の飲み比べができるとは、何て贅沢なんだろう。手前にある手羽のから揚げとフレンチフライはこうしてみるとすごい量。美味しくてビールにとても合ったけど。
名残を惜しみながらも Plzen を後にしたのだった。
2日目にプラハのフローレンンツ・バスターミナル付近でこんな店を発見!!
んっ、あれっ?まさか、
そう、「Pivovarsky Dum」の系列店「Pivovarsky Klub」であった。思い出したので、訪問してみることに。ここは Pivovar ではなく、チェコのマイクロブルワリーからビールを仕入れ6タップを構えているようだ。店内には6名ほど座れるカウンターと全部で20名ほど座れるテーブルが。カウンターは一人飲みのおっちゃんに占拠され、テーブルでは学生かそれよりちょっと年のいった若者が和やかにグラスを傾けている。
タップのビールだけではなく、チェコ中の瓶ビールはもとより、海外の瓶ビールも置いている。日本のは無かったかな。日本にもうまいビールがたくさんあるから置いてよ。日本のビールはそんなに輸出されていないんだろうけど。
6タップのうち4種類飲んでみた。何だろう、基本的にラガー系統であったはずだけど、全般に甘味が強い感じであった。クラフトブルワリーというと IPA はもとより、パンチのきいたものや斬新さを売りにしたものを作りがちだが、チェコではまだまだアメリカ西海岸の波が本格的には到来していない模様。それはそれで素晴らしいことだと思うよね。
さあて、明日は泣いても笑っても最終日。でも、まだまだ!ビール巡りは最後の最後まで手を抜かないのだ!