さて、午後の飛行機まで時間があるので、今回最後のチェコビール巡りの地にむかうことのしよう。実を言うと、私は「U Pinkasu」に行こうと決めていたのだ。なぜなら、ここはプラハで最初に Urquell を出した店にして、かつては“2番目”に Urquell をうまく出す店として有名だったからである。もちろん、“一番目”は言うまでもないよね。ところがである。あろうことか、店を間違えてしまったのだ。ばかばか。
で、間違って入ってしまったホスポダはここ、「U Dvou Kocek(2匹の猫)」。こちらもプラハで有名なホスポダである。
それにしてもプラハに4回も滞在しながらこうも有名なホスポダに行ってないとは。黒ビールで有名な「U Fleku」にも行ったことないし。まあ、これでも今回は相当念入りに調べてチェコに来たほうなんだけどね。それまではいきあたりばったりが多かったから。内装はシックで落ち着きますなあ。昼時でもまったくもって混んでおらず、途中でアコーディオン演奏が始まったけど、やりがいが無かったのか、すぐにやめてしまった。
さて、ビールをいただこう。いやー、やっぱ最終日は Urquell で〆ないとね。んっ？なんか甘いなあ。やや蜂蜜っぽい甘さ。でも Urquell な感じはあるし、マグはまさしくUrquell のだし。まあいいや。
食事は大好きなガーリックオニオンスープとハム。これだけあれば十分。
2杯飲んでみてやっぱり違和感が・・・。ドリンクメニューを持ってきてもらうと、「Urquell」と「house beer」の記載が。店のおばちゃんに、自分のジョッキを指さして「これ、Urquell？」と聞くと、「house beer だよ」との返答が。デフォルトが自家製ビールなのね。半分くらいは Urquell と思い込んでいた自分を恥じるしかない。いやあ、味覚なんてわからんもんだ。それでは、Urquell。うーん。プラハで“2番目”にしてはねえ。もちろん、この時点では店を間違ったことに気付いていなかったのだが・・・。
結局、最後に自家製ビールをもう一杯いただいて終了。ここでは Urquell よりも自家製ビールの方がうまかったのだ。とにかく、これにて今回の「チェコビール巡り」の幕が下りたのであった。
さて、空港へむかうことに。おしゃれな地下鉄駅。
行きと同じく Dejvice でバスに乗り換え。旅行って、帰る日に気持ちよく晴れるもんだよね。
空港でくつろぎ、経由地であるミュンヘンの空港へ。行きはフランクフルト、帰りはミュンヘン。いい響きだ。
ミュンヘンでは当然ビールを飲むよね。
帰国すると、大雪で成田は孤立。次の日会社なのにどうしようと心配になったのだが、電車が動き出して何とかセーフ。近くのホテルは当然満室であり、一番かわいそうだったのは日本に旅行で来ている、もしくは乗り継ぎで成田を経由しようとしていた外国の方々。確かに雪はすごかったけど、もう少し、何とかしてあげてよ。そうは言っても雪の降る国なんだから。
