ビールを飲む前にお散歩ということで、プラハ本駅を越え、あまり足を踏み入れたことのない東方面へ。
ありました。有名なテレビ塔。でも朝っぱらからこんなところに来て写真撮っているのは、私ともう一組だけ。いいなあ、のどかで。
飲まなくてもビール巡りを。トラムで新市街方面へむかい、ちょっと離れた住宅街にある「Pivovar BASTA」。
そして、「Novomestsky Pivovar」。
近くには完全に「BRANIK」なホスポダが。なんか、ビール立ち飲みオンリーみたいな素っ気ないたたずまい。
さらに、プラハでもっとも有名なマイクロブルワリーである、「Pivovarsky Dum」。
“ビール巡り”らしい観光をしたところで、ガイドブック「aruco」の掲載されていたファーマーズマーケットの場所に着いたら、ファーマーズどころか人の気配すら感じない。まあしょうがない。ファーマーズマーケットで飲み食いしてしまったら、せっかくのお楽しみが半減しちゃうもんね。ちなみに、代わりに(はならないが)こんなのが。ここで飲めたりするのかな。
否がおうにもムードが高まってきたので、すぐそこのパラツキー橋を渡って Staropramen の工場にむかうことに。
着きました!!プラハと言えば、「Staropramen」。そして直営店中の直営店とも言える、工場併設の「HUSA」。おそらく、4回のプラハ滞在で一番多く訪問したお店がHUSAではないだろうか。その中でも特に好きなのがこの工場併設バージョン。意外と入口がわかりにくく、初めて来た時には単なる事務所かなと思って通り過ぎてしまったくらい。
道の向いにはこんな店が。1998年に開催された長野オリンピックではチェコがアイスホッケーで金メダルを獲得したのだ。
さて、HUSA の店内へ。明るくて清潔感のある内装は素敵。そしてビールの種類が多いのもうれしい。タップが、ライトラガー、ラガー、無濾過ラガー、Staropramen11°、ダークラガー、Granat(アンバー?)、Velvet(セミダーク?)とラガー系だけで7種類もあるのだ。一つのブランドでこんなにたくさんのラガーを出すところは他に無いのではないか。“ラガー天国”だね。もちろん、自社のノンアルコールもあって、インベブ傘下ということで Stella や Leffe、Hoegaarden といったベルギービールも置いているし、カクテル等も豊富なので、ビールがそれほど好きでない方とも一緒に来ることができる。まあ、チェコに来て Stella 飲んでもねえ。
もちろん、私は当然チェコビールのみ。まずは12°のラガー。うん、さすが。どっしり構えていて、モルティなんだけどしっかりキレがある。なんか、前よりうまくなったのではないかとさえ思う。ジョッキが綺麗でビールの色もいいよなあ、と感心。やっぱり工場併設だからビールも新鮮なのかなあ。
続いて「Velvet」。泡だらけ。。。しかし、ご心配なく。時間が経つと・・・
ちゃんとこんな感じに。ギネスと同じく窒素ガス抽出なのね。結構軽いんだけど、程よくコクがあっておいしい。密かに好きなビール。
続いて今話題の「Staropramen11°」。うまい!! あれっ・・・。この甘さが口の中に心地よく残る感じ。うーん、どこかで・・・。
これだ。 4日目に U Medvidku で飲んだ Budvar に似ているのだ。飲み比べたら全然違うのかもしれない。でも、やっぱりそう感じるのだ。
最後は10°のライトラガー。軽すぎる・・・。今回もただ単純に飲む順番を間違えてるだけで、ビールのせいではないので悪しからず。ちなみに今回は飲んでないが、「Granat」はやや酸味のある(状態の問題?)アンバーラガーってな感じ。無濾過ラガーは小麦を使っているせいか結構酸味が強く、私の好みではない。ダークラガーはあっさりで飲みやすい。東京に HUSA の支店できないかなあ。チェコサイズで1杯1,000円でやってくれたら流行ると思うんだけど。無理か・・・。この夜、この旅初の「ビールでない店」に入ってピザを食べたのだが、そこのビールは何と『Staropramen11°』。でも、あんた何があったの、ってくらい別物。やっぱり「どこで飲むか」が重要なんだよね。だからこそビール巡りはおもしろい!!