ウィラメット川を渡って BurnsideStreet をちょっと東に進んだところにある、その名も「Burnside Brewing」。
お昼時に訪問したのだが、この日は夕方からの営業でビールを飲むことができず。残念。ただ、空港でボトルが売っていたのでお土産として買って帰ったのだ。他にはこんなのを。全部IPA。。。業後に会社の同僚と飲んだのだが、苦いという人や(当然か)、うまいという人やフルーティという人や、いろいろな反応があって面白かった。IPAと言っても、飲み比べるとそれぞれの個性の違いがわかっていいね。とにかく、全部おいしかったので満足。日本のビールに日本酒、ワイン、その他、いろいろちゃんぽんして飲んでいたので、細かいことはまったく記憶ないけどね。
ウィラメット側を北に進むモノレールに乗っていたら、ブルーパブらしいのを発見したので、後で戻って訪問してみることに。やっぱりブルーパブだった。その後、ポートランドを歩いていたら、結構この看板をよく見かけたね。「Widmer Brothers」。
ここでもいろんなビールがあって楽しそうだったのだが、やっぱり、ペールエールとIPAをオーダー。だって、おいしいんだもん。あと、何か変化球も入れたはず。画像にはまったく残っていなくて恐縮なのだが、でっかいハンバーガーを食べたのだ。ビールもそうだけど、油断していると来た瞬間に何気なく口にしてしまうので、飲みかけ食べかけの画像が多くなってしまうのだ。特にハンバーガーは手も汚れるし、食べ始めると一気にいってしまう。ここは店員もお客もよかったなあ。外国のPUBに来たなあって雰囲気もあって。
飲んでいるといろいろなことを考えるのだが、よく、大手ビールやクラフトビールを問わず、「権威ある海外(国名)の○○賞受賞」というのを見かけることがあるよね。あれは昔プロレスを見ていた人からすると懐かしさを覚えてうれしくさえなってしまう。もちろん、その賞がお手盛りだとか八百長だなんてつまらないケチをつけるわけじゃないのよ。スター候補を海外武者修行に行かせて、現地でローカル王座獲得等の箔を付けて凱旋帰国させるみたいな感じが。それを国内ビールで最初に大々的にやったのが、サントリーのプレミアムモルツでしょ。お菓子の袋に必ず印刷され、ベルマーク、ロータスクーポン(懐かしい)の類とさえ思われていたモンドセレクションのあのマークを「NWA世界王座」並の権威として奉ったんだから、サントリーの広報かなんかに昔のプロレスファンがいたとしか思えない。確かに私が会社に入った当時(受賞前)はプレミアムモルツがまだ業務用で、苦みがしっかりで高級感があり、プレミアムモルツを出す店はいい店なんだなあと思ったもん。たまたま、行った店がプレミアムモルツを置いていて、その店が上手にサーブしていたんだなと今になっては思うけど。そんなことを思い出して今回の旅行記を書いていたら、つい最近、これも海外の何かのビール品評会でアサヒのスーパードライが受賞していたとのニュースが。あと、コエドの伽羅も。コエドの伽羅は私も好き。アメリカ西海岸仕様の華やかなホップが効いたインディアンペールラガー(IPL)ってジャンルを知らしめたよね。ポートランドで飲んだラガーよりうまい。それにしてもアサヒさん、今更?いや、あえてここでこの戦略をとってくるということは、今後何かやってくる可能性が。こりゃ要注意だ。これでキリンさんやサッポロさんまで「AWA世界王座奪取」「WWF世界王座奪取」なんてことになったらビール品評会の団体は日本のビールの“伏魔殿”と言わざるを得ない。下衆な話で申し訳ございません。あまりにもプロレスチックでわくわくしてしまったので。こういう本当とも嘘ともつかないような話を面白おかしく考えながら、でも、ビールを飲む瞬間は単純にうまいかうまくないかだけにこだわる。これはビールもプロレスも同じだね。
さて、ポートランドともさよならを。とても綺麗な街並みで、地図を広げればどこからともなく人が寄ってきて一緒に目的地を探してくれる等親切な人が多く、快適な旅行になったことを付け加えさせて下さい。また来たいな。
飛行機に乗るまでがビール巡り。当然、空港でも飲むよね。空港内に「Rogue」があるはずなんだけど、見つからず。セキュリティ通ってからかなあ。とりあえずヘッジをかけてPUBっぽい店で飲むことに。ポートランドのビール(それ以外のもあったかな?)が数タップあったので、2種類いただいた。相変わらずわがままに大きいハンバーガーもそっと添えて。。。
「Rogue」発見!空港内でクラフトビールが飲めるなんてポートランドならでは。左下の警察官はさすがにビールを飲んでおりませんでした。チェコとは違うね・・・あっ。
最後まで定番のペールエールとIPAを。一応、この旅行中、その他の種類のビールも結構飲んだんだけどね。写真が無いだけで。さっきもパイント2杯いったのだが、うまさと名残惜しさが相まってここでもパイントで。ダウンタウンで飲んだのより遥かにうまかったのだ。2杯飲んだ後なのに。なんかうれしくなってしまって、お土産のボトルも購入。
これにてポートランドでのビール巡りは終了。いやあ、ポートランド恐るべし。クラフトビールの“当たり前感”が何とも言えないね。日本では逆に言えば大手ビールの安定感が凄いのかな。とにかく、その土地その土地のビールを楽しむのは素晴らしい。