チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

クラフトビール

 会社での持ち寄り飲みのビールを調達にイオンリカーに行ってみたところ、流行の「Hazy IPA」がずらり。家飲み分も含め、それっぽいのをあれこれ買ってみた。

f:id:bohemianbronco:20200219091703j:plain

 

 確か、「ニューイングランドIPA」って言われていたような気がしたのだが、気づけば「Hazy IPA」に。実際には違いがあるのだろう。以前のように、週2~3日ビールだけを飲みに行くといった生活をしていないので、たまに行くと、こういう”変わった”ビールを飲みたくなってしまう。まあ、すでに”変わった”ビールと言えないほどの扱いにはなっているよね。私も結構気に入ってしまっているのは事実。

f:id:bohemianbronco:20200219092247j:plain

 

クラフトビールアメリカンペールエール&IPA

 これは、『クラフトビール』というものを飲み始めた頃から変わらない認識である。『クラフトビール』という言葉を最初に確認したのは、おそらく2011年だったように記憶している。当時の職場近くの虎ノ門でエビスとモレッティの樽生をとても美味しく出す店があって、仕事仲間らと飲みに行くことがあったのだが、その近くに「クラフトビアマーケット」ができたのだ。

 その当時は、地ビールを出すお店という認識しかなく、「沼津ラガー」という名前だけはその当時の記憶として残っている。ペールエールIPAを口にしたかなあ。結局、プレミアムモルツばっかり飲んでいたし、その後職場が変わったこともあって、虎ノ門の「クラフトビアマーケット」には数回しか足を運ばなかった。

 それを機にかどうかわからないが、当時住んでいた高円寺にもできたクラフトビールを提供するお店にも、ゴルフの打ちっぱなし後に訪れるようになった。その時もエーデルピルスばかり飲んでいて、宮崎ひでじビールの「~ラガー」という名前をおぼろげながら記憶している程度。そうは言っても好奇心からそういう”変わった”ビールを飲んでいたことは間違いなく、パイントグラスに泡の無いピタピタな状態で提供された時には軽い衝撃であった。

 また、高円寺にハンバーガー屋があって、日本の某有名クラフトブルワリーのビールをタップで提供していたのだが、個人的にはあまり馴染めず、やはり、最初はもっぱらハートランドばかり飲んでいた。ポートランドに行く前だったか後だったか。たまたまこのお店で飲んでみたのが、瓶で置いてあった「Lagunitas」と「 Lost Coast」のペールエールIPA。もちろん、当時は、「ニューイングランド」も「Hazy」も、たぶん「サワー」も無かった。

f:id:bohemianbronco:20200219092303j:plain

 

 このお店で、ちょっと高かったので二の足を踏んでいたビールが、そう、「Sierra Nevada」。今となっては、ここのペールエールアメリカンクラフトビールのお手本みたいなものだと理解しているが、そういった知識もない時分、ちょっと奮発してこれを飲んだ時の衝撃は今なお感覚として体に浸み込んでいる。ペールエールIPA、どっちだったかなあ。グレープフルーツを皮ごとかじったようなフレッシュさと渋み。それでいて苦味と甘みと重厚感が絶妙にバランスした、私にとって新しい飲みもの。「Lagunitas」と「 Lost Coast」、そして、「Sierra Nevada」。私にとっての『クラフトビール』の軸は今も変わらない。

f:id:bohemianbronco:20200219092319j:plain

 

f:id:bohemianbronco:20200219092334j:plain

 

 「Sierra Nevada」でも「Hazy IPA」ね。当時は、濁ったビールなんて言わなくても、瓶からパイントグラスに注いである程度飲み進め、残しておいた澱を加えて濁りを楽しんでいた。見た目は「Hazy」となんら変わらなかったなあ。まろやかでちょっと贅沢な気分になって。

f:id:bohemianbronco:20200219092350j:plain