今回のチェコビール巡りは基本的にプラハ近辺でと思っていたので、プラハから離れるにしても近場から選択。Holesovice(プラハ・ホレショヴィツェ)駅前から Melnik まではバスで40分程度。Melnik のバスターミナルから中心部まで歩くと、お目当ての「 U Satlavy」に到着。
早速、初 「Svijany」のラガー。その名の通り、Svijanyという、プラハの北、ポーランドへ向かう方面の街にあるPivovarなのだが、アクセスに難があるので、ちょっと近づいたMelnikで飲む運びになったわけ。午前11時に飲んでこんなしっくりくるビールがあったか、というほどうまい。言うなら「朝ビール」。モルトとホップのバランスが良くて、重た過ぎず軽すぎず、とても飲みやすい。毎日飲みたいビールってこういうのだわ。
続いて「Klaster 」のラガー。かなりライトで、Svijanyの後だとぼやけちゃう。ランチのメインであった濃厚なチキンのクリームスパゲッティには丁度よかったかも。
最後は「CernaHora」 のダークラガー(だったと思う)。食後のアイスコーヒー的な味。ある意味、ラインナップがしっかりしている。何となくうまく締まったので、ここで終了。ランチセットとビール3杯で200コルナもしなかった。さすがにプラハを離れると安いなあ。
その後、気をつけて歩いていたら、プラハや Plzenでも何度か Svijany の看板を見ることができたので、わざわざ Melnik まで来る必要はなかったかな?と思ったりもしたが、「Svijany」 とのファーストコンタクトが素晴らしい形であったことに疑いの余地は無い。
夜は楽しみにしていた 「U Medvidku 」。プラハは4度目なのに、こんな有名なホスポダに来たことが無かったとはなんとも情けない・・・。こちらは Budvar をプラハで一番うまく出す店なのだ。
間違いない。さすが、私をチェコビールの虜にした味。Urquell とは違って Budvar は、ホップの苦みが抑えられており、モルトのふんわりとした甘味が口に残る感じでくせがない、ダークラガーもあったのだが、うまさのあまり、立て続けにラガーを3杯飲んで終了。
チェコビールとなると、Urquell派と Budvar派に分かれるものだが、これは正直難しい。仕事終わりには Budvar を飲みたいし、「今日は飲むぞー!」っていう日か、一人でだらだら飲む日は Urquell がいいかな。逃げのようだが、両方好きと言わざるを得ない。「OldGott」というこの店のハウスビールがあるのだが、私が入ったレストランのフロアーでは飲むことができなかった。機会があれば是非とも飲んでみたいものだ。
U Medvidku からホテルへ歩いていたら、遠くで国立博物館がライトアップ。プラハはどこを切り取っても絵になるね。この日で丁度半分終了。まだまだ飲みます!!