チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコ旅行記2014 3日目

 朝4時に目覚めてしまった。お腹が減り過ぎていたからなのだが、よくよく考えてみたら、昨日はというと、朝食以外ではストラホフでガーリックスープを食べただけなのである。そりゃ、いい年をした大人とはいえ、17:00時に寝てその食事じゃいたしかたない。6:30の朝食開始時間ぴったりにホテルのレストランに赴き、スパゲッティ、ハム、サラミ、スクランブルエッグ、パン、トマト、フルーツ、ヨーグルトを一気にかけこんだ。こんなにがっついたのいつ以来だろ。普段は、コーヒーとバナナ1本(時にプラスヨーグルト)というダイエットの見本みたいな朝食なのに・・・。

 さて、ロンリープラネットを見ていたら、Karllovy Vary の先の Loket というところに最高にうまいビールがあるというので、行ってみようと思ったが、結局、Karllovy Vary で Loket へ向かうバスにうまく乗り替えられず断念。まあ、しょうがない。気を取り直して、予め調べておいたPivovarへ。右奥のでっかい瓶のモニュメントは、こちら Karllovy Vary で製造され、チェコの至るところで目にする薬草種、ベヘロフカ。もちろん、私のお目当てはベヘロフカではなく、同じ会社が経営しているPivovar、その名も「Pivovar KarelⅣ(カレル4世)」なのだ。

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 チェコのレストランや Pivovar はこういう作り多いなあ。洞窟というか、蔵というか。結構好きではある。

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 まずは、無濾過ラガー。あらおいしい。最近は無濾過流行ってるんだなあと実感。個人的には濾過したのも置いてほしいんだが。

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 続いてダークラガー。典型的なチェコのダークラガーだけど、甘ったるくなくていい。ヴァイスビアも飲んだはずが、画像も記憶も無し。食事は大好きなオニオンガーリックスープと詰め物をしたローストチキン。

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 腹ごなしの散歩。雪がちらつく中、軽い山登りも。途中で道を聞かれたりもしたけど、どうみても現地民でない私に聞かれても・・・。でも、結構聞かれるんだよね。性格がどうしても真面目なので、英語もできないのに一生懸命答えてしまうのだが。

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 名物の温泉。これを皆コップとかに注いで飲んでいた。日本のように立ち寄り湯とかあったらいいんだろうけどなあ。温泉からのビールという、ニークラッシャーからのスピニングトーホールドみたいな流れをやりたいの。

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 Karllovy Vary を満喫してバス停に戻る途中に、Chodovar を飲むことができるレストランがあったので入ってみた。店はがらがらで、値段も高く、おそらく流行っていないのであろう。ラガーと(セミ?)ダークラガーというチェコビールの定番をいただいたが、ぬるい上に明らかに状態が悪い味がしたので残念であった。Chodovar といえば、ビールスパでビール・IN・ビールができるとのことなので、Chodovar の名誉のためにもいつか醸造所のある本拠地に行ってみたいなと。

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 この後、プラハに帰り、旧市街中心部をぶらぶらした後、夕食として albert でパンとハムとチーズと果物と Urquell を購入。プラハは上記のシンプルな食材が本当においしい。ホスポダにもこんな“ライトな”ビアプレートがあるといいなあ。一人前多すぎるんだもん。あと、ローストチキンもおいしく、スーパーで普通に売っているレベルとは思えない。小麦の味をしっかり感じるクロワッサンをかじり、Urquell をちびちびやりながら、春江一也さんの名著「プラハの春」をなぜかもう一度読みたくなった。私は2回目のチェコ訪問の前に読んだのだが、チェコに行く前に、もしくはチェコ滞在中に是非読んでいただきたい。10倍とはいかないまでも、きっと、チェコ滞在がより良いものになりますから。

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