チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコ旅行記①

 チェコへは2010.9~2019.6の間に計10回訪問。2014.2より前は相当な部分、記憶が曖昧です。

 

2010.9  Praha、Ceske Budejovice、Plzen
2011.3  Praha、Ceske Budejovice、Cesky Krumlov、Trebon、Tabor、Plzen
2012.2  Brno(チェコがメインでは無く、スロバキアの首都ブラチスラバに泊まって、ウィ-ンやブタペスト等を訪問)
2013.2  Praha、Plzen、Cesky Krumlov、Ceske Budejovice、Trebon、Protivin、Humpolec、Kutna Hora、Terezin
2014.2  Praha、Karllovy Vary、Melnik、Plzen
2015.2  Znojmo、Brno、Ostrava、Prerov、Hanusovice、Olomouc、Jihlava、 UherskyBrod、CernaHora、Kromeriz
2016.1  Praha、Plzen、Varnsdorf、Hradec Kralove、Slany
2017.1  Praha、Litomerice、Chodova Plana、Plzen、Ceske Budejovice
2018.1  Praha、Zatec、Nachod、Hradec Kralove、Plzen、Podlesi

2019.6  Praha、Cesky Krumlov、Ceske Budejovice(その後ウィーンへ)


 
 2010年9月、初めてプラハの中心部へ足を踏み入れた時、「いやあ、ディズニーランドみたいなところだなあ」と、ディズニーランドが好きなわけでもないのに妙に気持ちが高ぶったのを覚えている。後に、スロバキアはもちろんのこと、ベルギーやオーストリアハンガリーに行ってみて、どこもそれほど変わらないなあと。もちろん、このHPを立ち上げたくらいなので、今まで旅行した中でどこが一番なのかと聞かれると、「どこも素晴らしく印象に残ってますけど、・・・プラハプラハです!」ってくらいの想い入れがあるのだ。

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 さて、「チェコビールへの道」で述べた通り、ビール巡りの原点は、Ceske Budejovice(チェスケー・ブディェヨヴィツェ)にある 「Kramy」で飲んだBudvarである。上の画像が Ceske Budejovice の中心部で、Kramy はそこからちょっと歩いたところに。入口は目立たないのだが、奥行きがあり、訪問した2回ともとても賑わっていた。

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 ここは Budvar の直営店であり、kramy のHPを見てみると、ここで出すデフォルトのビールは、酵母が入った状態で工場から出荷され、店内で2次発酵や熟成の度合を見ながら提供されているとのことである。イギリスにおけるカスクビアのチェコバージョンみたいなものかな。もちろん当時はそんなこと等知る由もなく、ただただ、Budvar うまさに感動していたのであった。

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 上の画像が2010年9月、下が2013年2月の時のもの。この間に Budvar のジョッキ及びグラスの形状が変わっているのだが、個人的には以前の方が好きかな。たまたまだとは思うが、右の画像のビールがイマイチであったのだ。それ以上に私の食べ方が汚いと言われそうだが・・・。上の画像と同じくデフォルトのビールであったはずなのだが、ラガー系のビールは特に鮮度や抽出方法に大きく左右されるし、飲む側の体調や気分も幾らかは影響してくるから、同じ店で同じビールを飲んでもまったく同じ感じ方をするとは限らない。それでも安定してうまいビールを出す店というのはあるし、そういう店で飲み続けたいね。

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 ここ本社内のホスポダでも飲んだのだが、ビール画像は無し。「黄金の虎」のように一回で一気に注ぐのではなく、時間をかけながら泡を何回かに分けて注いで徐々にビールにしていくようなやり方であった。これが、あえてそうしていたのか単にサーバーの調子が悪かったからなのだかは不明だが、Budvarのまろやかさを引き出していてうまかったことは確か。2013年2月に訪れた時には工場見学が目的だったのだが、下調べを怠り、案の定、当日は工場見学ができなかった。                

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 Ceske Budejovice からバスで行くこと30分、「鯉の町」Trebon。この町にも歴史ある Pivovar が。南ボヘミアが誇る古豪、「Regent」。古城のような趣たっぷりの外観は威厳を感じるね。中に併設のホスポダっぽいのがあったんだけど、夕方から開店だったので諦めて近くのホスポダで飲むことに。

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 いかにもなボヘミアンラガー。ダークも飲んだのだが、味も画像も記憶に無く。右の軽食屋でも飲んだことがあるのだが、近くに住んでいるとおぼしきおじさんが持ち帰り用にとタップからペットボトルにビールを注いでもらっていた。ここで飲んだ Regent は20コルナを切っていたような。そりゃ皆飲むよなあ。ちなみにTrebonの町は地理的に近いこともあって Budvar を飲める店があちこちにあり、「Budvarの勢力圏」といった感じであった。

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 ビール的にはこちらも「Budvarの勢力圏」である Cesky Krumlov(チェスキー・クルムロフ)。この川に囲まれた世界遺産のかわいらしい町の中にも当然のごとくPivovar があるのだ。そう、「Eggerberg」である。外観は完全に周囲に溶け込んでいて素晴らしい。もちろん、ホスポダが併設されているのだが、左の画像にある併設ホスポダの入口からちょっと右に行ったところにグッズの売店があり、そこでビール(私が行った時はラガーのみ)が飲めるのだ。2011年3月に訪問した際は20コルナ。やっぱり安いなあ。確か、朝8時台だと思ったけど、グラスをテイクアウトして世界遺産の景観を楽しみながら飲むビールは最高であった。天気も良かったしね。ホスポダでも飲んだことがあるが、結構大きなフロアーで、人気の町ということもあり、団体客で活況であった。ここのラガーは口に含んだ感じがやや硬く、ボディは軽め。黒ビールが有名であるが、特に強く印象に残ることは無かった。

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 Cesky Krumlov はそうは言っても世界遺産だからね。晴れバージョンと雪バージョンをどうぞ。はなから2バージョンを撮るつもりがあったわけではなく、本当に偶然なのだ。やっぱり、写真を撮りたくなる絵ってあるんだよね。ちなみに、当HPの画像はすべて私が撮影したものです。強い意味はありません。こういうご時世ですから。

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 2013年2月には Cesky Krumlov に泊まったのだが、朝起きたら世界遺産ってやっぱりいいよなあ。 Cesky Krumlov はプラハの次くらいに有名な観光地であるが、ビールをアクセントに加えると、より一層感動が深まってくるはず。

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