PilsnerUrquellをプラハで飲むに際し、どこがいいかと聞かれたら、一応迷ったフリをしたのち『Lokal』と答えると思う。
ビアバー的な要素、レストラン的な要素、チェコ的な要素。この店に来れば、概ねチェコ旅行における飲食の欲求を満たすことができる。入ってすぐのバースペースのテーブルはおそらく常連用かな。一度、そこに座るおじさんに招かれてSnytをご馳走になった。立ち飲みするのは全く問題がないので、席に座って食事ができないにしても、バースペースで軽く1、2杯、洗練されたUrquellを楽しむことで十分に心が豊かになる。
凄く寒い時、凄く暑い時、空腹時、締めの一杯時、気分高揚時、どうにも上がらない時、妻への配慮が必要な時‥と異なったシチュエーションで訪れているが、受け取るビールの印象はそれほど変わらない。
普通の注ぎ方はもちろん、Snyt、Mlikoも公式に取り扱っている。初めてのSnytはこのお店だったかな。何故だか、ここのビールはスタイリッシュに見えるのだ。
チェコやそれ以外の国でもそれなりにUrquellを飲んできたが、いつしかこのお店が座標軸に。そして、Urquellのジョッキを片手にする度に、Urquellには『Lokal』で飲むようにきてほしいなあと自然と内側から訴えてくるような気がしてならないのだ。