チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコ旅行記2016 4日目

 4日目にしてプラハ城詣で。寒さは一段と進行しているような気がするけど、半袖短パンで走っている人もいる。なんかわかるなあ、こんな景色の中をランニングするのは気分いいはずだもん。旧市街付近はもちろんのこと、プラハ城裏の散歩コース(?)なんかもいいね。今度プラハに来ることがあったら、ランニングセット一式もってこようかな。f:id:bohemianbronco:20191208072139j:plain

 

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 このHPで既に何度か取り上げている景色の雪バージョン。ぼうっと見ていると、自分が現代の日本に住んでいるのが嘘のよう。雪に覆われたプラハ城からの景色は時代を超えるような感覚を呼び起こすね。

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 何度来ても他のどこへ行っても、やっぱりプラハなんだよね。あくまで旅行者としての感想だけど、完成度が高く、それでいて頑張って奇麗にしている印象を与えない。片意地張らずにのんびりできる街だなあ。

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 さて、今日はプラハから出ずにのんびりしようと考えていたので、定番のストラホフ修道院(併設のPivovar)へ。景色にいい感じで溶け込んでますなあ。

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 クリスマスビールみたいなのもあったけど、やっぱり安心安定のIPAを。寒さのせいでレンズが曇ってしまって上手く撮れず・・・。2日目の「Prague Beer Museum」の時にも書いたけど、こういう”素直な”グレープフルーツ味のIPAが最近では何か新鮮。東京にいて以前ほどクラフトビールを飲まなくなったせいか、チェコに来てラガーばかり飲んでいるせいか、この控えめなIPAでさえ私の舌には結構なインパクト。

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 一口目から最後まで、味はもちろん見た目にも奇麗なIPA。できることなら家にストックしておきたい一品。

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 店を出て、隣の店を通りがかった時にこんなものを発見。えっ、日本語?あっ、この「Matuska」のアポロギャラクシーIPAって2日目の「Prague Beer Museum」で飲んだのじゃん。あのビール、評価高いんだあ。それにしてもいろんなビール品評会があるんだね。おそらくこれは日本で開催されたものなんだろうけど、日本でチェコのエールが「金賞」取っているというのも何か不思議な感じ。

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 いろんな場所で良くよく見かけたスノーマン。昔、東京でも雪が降った時には作ったなあ。こんなかわいいのじゃなくて、小玉を転がしてでっかいのを作るのが子供の美学だった気がするけど。

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 左の画像は、H氏から期間限定で無濾過のUrquellを飲むことができると教えていただいた「U Glaubicu」。ここは、カレル橋からプラハ城へ登っていく途中の、トラムの停留所やスターバックがあるちょっとした広場の一角に構えているのだが、Urquellが30数コルナとの看板を出しているので、逆に怖くて入ったことが無かった。右は旧市街からちょっと行ったところにある「U Zlateho slona」。『黄金の虎』ならぬ『黄金の象』だが、関連性はまったく無いとのこと。行った方に聞いたところ、料理もビールも普通に美味しいのだそう。

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  昼ごはんは、無償にアジア料理が食べたくなったので、ぷらっと入った店でグリーンカレーをオーダー。結構味が濃いけど、冷え切った体に染み渡るうまさと辛さ。f:id:bohemianbronco:20191208152548j:plain

 

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 プラハの至るところで見かける「Costa」というカフェで小説を読みながらうだうだしてみる。f:id:bohemianbronco:20191208152623j:plain

 

 さて、14:00を過ぎてそわそわ。30分前から店の周りをうろうろ。15分前には人が集まり出し、私も緊張しながら一緒に列に並んでみる。15:00丁度にやっとのことで店が開き、みんな雪崩れ込む。『黄金虎』こと「Zlateho Tygra」。

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 2年ぶりの一杯。初めての時の感動は無いにせよ、やっぱり、どうしても美味い。泡がキメ細やかでまろやかな入りなんだけど、シャープで苦味しっかり、ほのかな甘みと口に広がる後味のさわやかさが何とも言えない。f:id:bohemianbronco:20191208152708j:plain

 

 最初こそ久々の感慨も相まって味わうものの、感触を確かめた後はほぼ一気飲み。ここに来るとどうも早く飲んで早く出なければいけない気がして、ゆっくりすることはできない。結局、4杯飲んで店を後に。

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  この店を訪れたのは4回目。いつもオフシーズンに来るからかそこまでは込んでおらず、今回は開店直後にほぼフルハウスでびっくり。この店に行こうと考えている方へ。インターネットで検索すると、都市伝説並みに入りにくさが強調されていますが、そこまでではないですよ。テーブルには「Reserve」の紙が置かれているものの、そこに書かれている時間まではいても大丈夫なので、開店時間の15:00前には必ず並んでそそくさと席を確保し、とにかく一所懸命飲みましょう。地元の人が通う店とはいえ、旅行者の特権で地元の事情を気にかける必要も無いので、迷惑さえかけなければちゃんと美味しいビールにありつけるのだ。

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 この扉はチェコビールを飲みに行く人にとっては夢への入口。人によって感じ方は違うかもしれないけど、是非ともその在り様は確かめてもらいたい。また来ることはあるのかな?チェコを訪れる度、その場所場所でそう思いながらジョッキを傾けている。

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