チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

チェコビールへの道

 2010年9月、1週間休暇を取得して初めてチェコの地を踏んだ。それまでは学生時代からの流れでバックパッカーもどきをするためにアジアに行くことが多かった。それが突然、方針転換をしてヨーロッパ、しかも、大した趣味が無いことをいいことに何となくビールが好きだからという理由でチェコを訪問することに。確かに会社通いを始めてからというもの、仕事終わりに飲むビールのうまさに魅了されてしまってはいたが、ビールを飲むために海外へ行く意気込みなど当然無かった。アジア歴訪にも一旦区切りをつけ、ビールでドイツというのも短絡的過ぎるから、じゃあチェコにしてみようと思ったのである。                  

f:id:bohemianbronco:20190914103306j:plain
 

 プラハで恐る恐る入ったホスポダ(チェコの居酒屋)では、「食事ないけどいい?」と言われ、「それは無理だね」と思いながらも退散する勇気も無く、「ピヴォ、プロスィーム(ビール下さい!)」と数少ないチェコ語のレパートリーを駆使して、初のチェコビールを口にしたのである。1杯20コルナ、日本円で100円程度であった。飛行機の中でたっぷりビールを飲んできたし、長旅で疲れていたこともあり、おつまみもないのに0.5Lのビールを2杯飲み干すのは結構大変であった。しかし、その翌日、Budvarの本拠地 Ceske Budejovice(チェスケー・ブディェヨヴィツェ)にある 「Kramy」で飲んだBudvarのうまさが、私をビール、特にチェコビールへ傾斜させるきっかけとなったのである。

f:id:bohemianbronco:20190914103750j:plain

 

f:id:bohemianbronco:20190914103755j:plain

         

 もともと計画性が無い上に旅先で写真を撮るという習慣が無く、5回に亘るチェコ訪問で毎回カメラを持って行ったわけでもないので、『チェコビール巡り』の素晴らしさをお届けできるかわからず、また、飲みかけ、食べかけの見苦しい画像が多いこともご容赦願いたい。それでも、マニア過ぎず、それでいてちょっと通な内容を目指していきますので今後ともよろしくお願いします。