チェコビール巡り

チェコビールを中心とした旅行記と雑感です

ハノイ旅行記2014 2日目

 ホテルで朝から焼き飯やら焼きそばやらオムレツやらフランスパンやらしっかり食べて出発。特にアジアは朝が楽しい。市場に行けば肉や魚をさばいて売っているし、路上がプラスチックの椅子で覆われてみんながフォーをすすっているし、そういうところを歩いているだけでおもしろい。逆に夜は早くて、飲み屋以外20時頃までには店仕舞いをしてしまって寂しい雰囲気に。生活の場をあんまりパシャパシャ撮るのは気が引けるので画像はほとんどないのだが、「アジアの朝」は是非体験していただきたい。

 そんなわけで朝からあっちこっち歩き周っていたけど、朝と言えども30度超えで湿気たっぷりなためにばてるのも早い。カフェに入ってお洒落なフォーをいただく。カフェのフォーはどうかなと思ったけど、トマト味のスープが絶品で、朝食から大した時間も経っていないのにぺろりと平らげてしまった。フレッシュマンゴージュースとともに。こう湿気が多いとオープンカフェが大してうれしくないのが悲しいところ。海辺だと感じ方も違うんだけどなあ。f:id:bohemianbronco:20191019213718j:plain

 

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 「Windmill」というブルーパブを探したのだが、地図にあった場所をくまなく探してもまったく見つからず、空模様が怪しくなってきたので、前日に所在を確認した「Gammer Beer」へ。早くも下調べの適当さが露呈してしまった。

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 歩き周って非常に喉が渇いたので、早速ビールを。まずはピルスナースタイルの「Gold」。ここでもホップはそれほど効かせておらず、モルティな味わい。ただ、前日の「Legend Beer」と比べると結構ライトかな。0.3Lで165円、0.5Lで230円。ハノイのマイクロブルワリーではお通しにピーナッツと時にイカの燻製が提供されるのが慣習のようだ。

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 続いて「Golden」を注文したものの、無いとのことだったので「Black」を。やや焦げっぽい風味であるが、それほど特徴のないダークラガーであった。私はそれほどダークラガー好きではないのだが、前日飲んだデュンケルがおいしかったため、印象が薄くなったかな。

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 朝食もしっかり食べたし、フォーも食べたし、ここではサラダ、スープ、ソーセージとライトな食事に。ただ、量が多いので、食べきるのが大変ではあった。食事はチーズフライ等のチェコ料理がそこそこあって、その他はベトナム料理。隣では蒸されたおっきな魚がテーブルに横たわっていて、それをつつきながらビールで乾杯を繰り返していた。でも、ビールはそんなに減ってないんだけどね。乾杯が好きみたい。

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 外はスコールで轟音が響き、従業員や他のお客さんも不安そうに外を見ていた。滞在中は大体昼くらいにスコールがきていたかな。雨季だったのでからっと晴れることが少なく、常に空模様が気がかりであった。雨脚が弱まったので店を出ることに。かなりのキャパシイティで家族連れも散見され、ファミリーレスラン的な雰囲気でもあった。醸造設備とタップを撮ろうと思ったら従業員の皆様がこんな感じで。

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 道路は川や池になっているんだけど、車ははもちろん、バイクもシクロも快走。まあ、毎日のことだからね。数時間も経てば大雨なんか振ってたの?って思うほどに水がはけているのは不思議なところ。

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 ホテルで一休みしてから「Gold Malt」へ。ブルワリーマップを見ていただけるとわかるが、ハノイ市内に多数支店が存在し、朝方フォーを食べたカフェでもここのビールがタップにつながっていた。比較的メジャーなブルワリーなのだろう。

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 カウンターの隣に醸造設備が。仕込みをしていたので、飾りではなく、ここで本当に醸造しているようだ。そして店には右のようなディスプレイが・・・。チェコビールへの敬意が伝わってくるね。
 そうなのです。このブルーパブを含め、ベトナムの大部分のマイクロブルワリーはピルスナー・ウルケルを代表とするチェコ(ボヘミアン)ラガースタイルのビールを作っているのです。私がハノイを「チェコビール巡り」の地に選んだ理由がわかっていただけたはずです。今後さらにチェコ度が増してきますので。いや、翌日がピークかな。何と言っても・・・。それは3日目の旅行記をアップした時に。

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 チェコスタイルなので、どこもラガーとダークラガーの2種類が基本。ベトナムではピルスナースタイルのラガーは「Gold」、ダークラガーは「Black」という表記でほぼ統一されている様子。麦汁濃度の高い「Golden」を置いているブルーパブも何件かあったが、実際に飲めないことがほとんどであった。ここでは「Gold」と「Black」の2種類。「Gold」は0.3Lで165円、0.5Lで220円。このブルーパブを含め、「Black」は「Gold」よりやや高めの値段設定となっている。今回訪問したブルーパブにおける価格設定は大体上記のようなものであった。ここの「Gold」はホップが一段と弱く、結構甘味が強い。「Black」はほとんど「エビスザブラック」の味わい。

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 ベトナムと言えばバイク。バイクと言えばホンダ。かつてはスーパーカブばっかりのイメージがあったが、今では若い人を中心にカラフルでお洒落なバイクが街中を埋め尽くしているだ。あらゆるシーンでバイクが登場!!f:id:bohemianbronco:20191019213650j:plain

 

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