バルセロナからLCCでビルバオへ。ビルバオは年がら年中雨らしいのだが、噂通り。風も強いらしく、バルセロナで搭乗した時にビルバオは風が強いから場合によってはうんぬんの機内説明があった。バタバタ揺れながらも無事到着し、ホテルにチェックインした後、近くのバル「La Vina del Ensanche」へ。
立飲みでなく、着席してゆっくり食を楽しむことに。ビールが綺麗に注がれている時点でいい店だと確信。
オリーブオイルと塩だけのシンプルなサラダも美味しい。妻もこの段階でいい店だと確信したようだ。
タコやフォアグラを使ったピンチョスを。これだけで何杯も飲めるな。
そして、イベリコ豚のグリル。断面を撮り忘れてしまったのだが、レアめでジューシーで滅茶苦茶美味しかった。ソースも良かったなあ。妻も感動。
そして、締めの生ハム。ちょっと頼んだつもりが予想外の多さ。でも、これがペロリと行けちゃうんだなあ。せっかくバスクに来たので、チャコリとかシードラとかを合わせて。このお店が気に入りすぎて後日再訪したのだが、まさしく足の踏み場も無い状態で断念。こと、食に関しては、これまでの旅行でスペインが一番かも。
グッゲンハイム美術館へ。この犬の大きさを表すためのマッチ棒の如く気を付けをして立っている(立たされている?)妻がなんともキュート。
近代美術は難しすぎる…。あっ、でも、ピカソとかゴッホの絵が凄いというのがここに来たおかげで初めてわかった。自分だけだったらまず来ない場所だったなあと。
お昼も当然、バルでピンチョスを軽くつまみながらビールを。さすがにお昼からそこまで混むことはないか。
さらに、別の店でしっかりランチ。アスパラグリルかいろいろ野菜の炒めものかチョイス。
スペアリブか塩ダラかチョイス。
ドリンク一杯もついて10ユーロくらいだったかと。ボリューミー。
夜も「バル巡り」。ホテル近くの「El Globo」で。混んでて座れずに、現地人っぽくスタンディングで。やっぱりバルは混んでた方が雰囲気あるね。
テレビや雑誌でバスク地方のバルを見て、こんなとこに行ってみたいなあと常々思っていたが、今そこにいる感動。
味うんぬん以前に見た目とか雰囲気が素晴らしい。中にはインスタ映えを狙っているんじゃないかと勘ぐるような1品もないことはないが、まあ愉しい。
とうとう、美食の町サンセバスチャンへ。天気がずっと悪かったけど、海もあるし、夏にでも来たら最高だね。
当然バルへ。Urquellがあったのが何とも嬉しい。
いろいろピンチョスを。
そして、シードラ。ここでシードラを飲んではまりました。シードルとかサイダーって、あんり飲んだこと無く、炭酸が強くて甘いジュースみたいなイメージだったのだが、ここで飲んだのは微発泡で酸味があり、ほのかにりんごの香りと後味。これは美味しい。ランビック的な要素を感じるね。
もちろん、ここでも生ハムを追加。イタリアのパルマに行った時も大量の生ハムを食べたが、ハム・サラミ、チーズ、パンに関してはそういった国で食べる方が圧倒的に美味い感じがするんだよね。まあ、雰囲気にのまれている部分もあるし、当たり前といえばでもあるんだけど...。
サンセバスチャンでは、シードルやチャコリをこうやって高いところから。たまに日本のスペインバルに行くと、もの凄く高低さをつけているのを見かけるが、本場はこのくらい。本当はサンセバスチャン近郊のシードル醸造所にも行きたかったんだけど、時間の関係で断念。バスクチーズケーキの名店とか他にもいろいろ行きたいところはあったので、またいつか。
ビルバオのホテルに戻って部屋飲み。
生ハムはもちろん、たこや鳥のトマト煮、アスパラ、トマト。旅行に行くと基本外食になるけど、スーパーに行くと、レストランに負けないくらいのお惣菜達が待ち構えてるからいろいろ選んで結構楽しめる。
Urquell、Budvarに加え、バルセロナで行った、Barcelona Beer Companyのビールも購入し、”ビール祭り”。シードラも買ったけど、甘みが強かったな。
歩いたり、親切な老夫婦に道を教えてもらって何とかケーブルカーに乗ったりしながらビルバオの街並みが一望できる高台へ。
写真撮るのをお願いされた時に彼女達がしていた後ろ向きのポーズを妻が真似て。手を広げる等勝手にアレンジしたりしていたが、何か違う…。
ビルバオから電車に乗り、世界遺産になっている世界初の運搬橋である「ビスカヤ橋」へ。
お肉を豪快に。シンプルだけど、旨かったなあ。レアでサーブされて、自分の好みの焼き加減でいただけるのが嬉しい。
スペインでタコ料理は間違いない。どこで食べても柔らかくて美味しい。
”一応”ビール好きなので、ちょいとビアバー訪問を組み込んでみる。
ベルギーの酸っぱい系を一杯。ビールが酸っぱいって、最初はありえなかったんだけど、好きになると、特に〆の一品として重宝したくなる。
最終日は朝からUrquellを。朝ビール最高~。
空港で生ハムバケットやクロワッサンをはむはむして朝飯を済ませ。
さらに、「San Miguel」のバーがあったのでもちろん入ってみることに。ビルバオ等の名前がついたビールが何種類かあったのでテイスティングセットを頼んでみた。
大手ビールがちょっと変わったビールを造る時特有の(?)、アルコール度数を高めて色を濃くした按配。フルーティーで華やかなホップを使っているとか、酸っぱいとか、そういったものは無く。
乗り換えのシャルルドゴールでこの旅最後のビールを。シャルルドゴールは2度利用したのだが、レストランやトイレが少ない気がする。たまたま、そういうゲートだったからだろうか。
お洒落な料理達。でも、スペインの街中で食べたあれこれが懐かしく。チェコでもビール目的でもない旅ながら、スペインが相当好きになってしまった。ちょっとかじった程度だったが、バスクの食は素晴らしいの一言。バルで生ハムやピンチョスをつまみながら、ビールにチャコリにシードルに。お肉をかぶりつくのもいいね。